谷川俊太郎・長谷川宏「魂のみなもと 詩と哲学が響きあう」
谷川俊太郎さんの詩を一篇選び、哲学者長谷川宏さんが散文を一本つける。
そんなつけあいを三十回繰り返して一冊の本に仕立てる。
テーマは「生・老・死」
谷川さんのお父上も哲学者でしたね。
哲学者と聞くと小難しい論理ばかり述べ、いつも何が正しいか考えている印象ですが、これは哲学用語が登場するわけではなく大変読みやすいものになっています。
長谷川さんが『おわりに』で書いておられます。
谷川詩は品がよすぎ、遊びが多すぎ、軽やかすぎる。
たくさんの詩の中に、これはまずい、という詩が見当たらない。
詩作にむかうときの、詩人の安定した心の境地が思われた。
ますます、谷川さんに惹かれます。
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