村田喜代子「縦横無尽の文章レッスン」
2011年3月 第1刷発行
219頁
「小説トリッパー」に「名文を書かない文章講座 海の見える大学編」として2009年秋季号から2010年冬季号まで連載
単行本化にあたり改題、改稿
小学生の作文から、理系の学者の文章、童話など、様々な分野の優れた文章です
その繰り返しを基本として、何をどう書くのか具体的な実践方法が語られていきます
中国地方のある私立大学の文章講座で実際に行った授業をもとにしているので実にわかりやすく
時には、学生たちが書いたものがテキストとして論評されるので、それらの文章のどこが悪いのか、どう直したらよいのか
さて、それには書くことと、読むことと、どちらに比重を置けばよいか
がむしゃらに書いても、我流が身につくだけで、他人には通用しない
まず良い文章を読むこと
それから書くこと
そしてまた読む
比重は四分六
読むほうが六である
話し上手は聞き上手といいます
書くことと読むことも同じですね
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