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読書三昧の日々

宮部みゆき「初ものがたり」

2011/06/19
宮部みゆき 4
 
新潮文庫
1999年9月 発行
2009年9月 27刷
269頁

白魚、鰹、柿、鮭、桜
江戸の四季を彩る初ものがからんだ謎を描く連作短編集
 
本所深川一帯をあずかる茂七親分と子分が謎解きに駆けまわる
殺人事件、不思議な出来事の中に描かれる親子兄弟、男女の情、苦悩、因縁
人間という愚かで愛すべき生きものを優しく見つめています
 
脇役として重要な役目を担っている
正体不明の稲荷寿司屋の親父
霊力を持つ拝み屋の少年
この二人がその後茂七とどう関わってくるのか、物語にどういう色を添えるのか、途中で終わっているのが、とても気になります
宮部さんによる新潮文庫版のためのあとがきにその後の物語も「いつか必ず書きます」とあるのですが、10年以上経った今も未だのようです
茂七親分が過去を回想する、ような物語で収束させてもらえたらスッキリするのですが…
 
 
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Comments 4

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こに

No title

夕凪日和さん

気になりますよね~
昔、NHKで高橋英樹さん主演でドラマ化されたみたいです
見た記憶は無いのですが好評だったみたいですヨ

2011/06/25 (Sat) 15:18

夕凪日和

No title

わざわざ、調べて下さり有り難うございます^^そこまで皆さんも、気になってると言う事ですね^^

2011/06/24 (Fri) 19:33

こに

No title

夕凪日和さん

色々調べた結果、お話の続きは無いのでは、という意見が大勢を占めているみたい
こういうのを読むと、消化不良っぽくなります

2011/06/23 (Thu) 09:16

夕凪日和

No title

10年作品待ちは、長いですよね・・・気になるから、早く書いて下さいって感じ^^霊力を持つ少年の話し、超気になりますね。

2011/06/20 (Mon) 14:49