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読書三昧の日々

小川洋子「ホテル・アイリス」

2011/05/20
小川洋子 4
 
幻冬舎文庫
1998年8月 初版発行
2007年4月 10刷発行
249頁
 

17歳の美少女と初老の男の「SM愛」を描いた衝撃の問題作
究極のエロティシズム
小川洋子さんだから、この内容でもただの官能小説に終わらないのでしょう
わかる人にしかわからないものなのかもしれません
 
主人公のマリが母親との関係によって心の底に溜め込んでいたもの
初老の男が彼女の「M」を目覚めさせたのでしょうか
恐怖心から男の命令のままになっていたのでなく、それこそがマリの求める愛だった、ということ
ですね
 
同じような設定の「まぶた」の方が好きです
 
 
 
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Comments 4

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こに

No title

夕凪日和さん

小川洋子さんはご自分の世界をしっかり確立されていますよね
未読本がたくさんあるのでこれからも楽しみです♪

2011/05/22 (Sun) 22:02

夕凪日和

No title

こんばんは(^3^)/
小川さん 、色んな方面から 文章書かれますね。
小川さんらしさ が出てる本って 何だろ~と
考えましたが、 どれも 彼女らしいと 言えば
そんな 気がします。
内面がつかめない
作家さんなのかな。
だから 惹かれて読むのかも知れない私です(^-^)/

2011/05/20 (Fri) 18:06

こに

No title

幸さん

普段は表に表れないけれど心の奥に潜んでいそうな気持ちをズバリ!表現されます
こういう愛、有りなんでしょうね~
自分からしたら、それこそ映画やドラマ、小説世界のお話なんですけどね

2011/05/20 (Fri) 09:23

No title

こんばんは。

小川さんの描く「愛」は、奥深いのですね。

出来れば、漫画や小説には夢や希望が欲しいけど、こうゆう「愛」も世間にはあるから、それはそれとして、なんでしょうね

2011/05/20 (Fri) 00:39