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読書三昧の日々

大江健三郎「二百年の子供」

2010/04/14
大江健三郎 6
3人きょうだいが夏休みを四国の森の中で過ごし、古いシイの木のうろをタイムマシンにして繰り広げる冒険の物語
120年前の村では危機を救うメイスケさんに会い、80年先の「根拠地」からは不思議な犬ベーコンに導かれ、1人が森を歩いて戻ってくる
 
ファンタジーとして書かれていますが
「取り替え子」
「憂い顔の童子」
と併せて読むとより理解が深まります
 
 
知的障害を持つ長男・真木
絵が上手な長女・あかり
論理的でしっかり者の次男・朔
 
夏休みと3人の冒険が終わり
お話の終盤に登場する精神的に『ピンチ』の状態にある父親と朔の遣り取りに大江さんの書きたかったことが集約されているようです
「三人組」が120年前へ時間・空間的に移動するのであれ、夢見る心だけの旅だったのであれ、この夏君たちがそこからもたらされたものは、大切な人生の資産になるのじゃないでしょうか?
そこで、サクちゃん。歴史で決まっていることに、もう一度立ち会ってみても同じ、結局「むいみ」だ、と考えることは正しいだろうか?
さらに、これこそ君に尋ねたい中心ですが、過去の時間と場所に入って行って、そこで何かしようとすることは「むいみ」だとわかったとして、いま現実にやろうと思い、やってみることも、だから「むいみ」だというのは、文章として正しいだろうか?
私らの大切な仕事は、未来を作るということだ、私らが呼吸をしたり、栄養をとったり、動き回ったりするのも、未来をつくるための働きなんだ。

大江健三郎入門書として読むのに適している読みやすい作品だと思います
 
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Comments 6

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こに

No title

ma-koさん

伊丹監督の映画
結構好きだったんですよねぇ

才能豊かな人って凡人にはわからない悩みがありそうですよね(涙)

2010/04/19 (Mon) 18:50

ma-ko

No title

魔が差したんじゃないですかぁ?!

多分、本人生きてて聞いて見ても、あぁでもなぃ、こうでもなぃ、色々言いそうで、
反対に、どう言うだろぉ?!て、想像する方が、
楽しいかも、知れませんねぇ。♪♪^_^;


僕は、魔が差した、とか、あれは、死ぬ予定では…
とか、言うと思います。
^_^;

2010/04/18 (Sun) 10:45

こに

No title

ma-koさん

そうなのですか!

どうして自殺しちゃったんでしょうね…

2010/04/17 (Sat) 14:31

ma-ko

No title

松山に、伊丹十三記念館、
てあるそぅです♪♪^_^;

行かなきゃなぁ♪♪^_^;

2010/04/17 (Sat) 11:46

こに

No title

ma-koさん

大江さんは愛媛出身でしたね
義兄である映画監督の故伊丹十三さんも高校から松山だったと思います

愛媛
凄い!

2010/04/16 (Fri) 19:30

ma-ko

No title

面白そう。。^_^;



いいセリフが、
沢山有りそうですねぇ♪♪^_^;


読んでみたいです♪♪^_^;

2010/04/16 (Fri) 16:20