ヒュー・ウォルポール「銀の仮面」
奇妙な話
気味の悪い話
気味の悪い話
短編集です
ある種の人々は悪因縁を悪因縁と意識しないままに人生をおくるのであろうが、世の中には悪因縁の罠に怯えつつ暮らす人も多くいる
不意の来訪者により元来の住人の平穏な生活が崩壊
善意を振りかざして他者の生活に干渉する人間の厭らしさを描いた
「銀の仮面」
これとはポジとネガの関係にある
内情を知らぬ根っからの善人が悪さをする
「トーランド家の長老」
善意を振りかざして他者の生活に干渉する人間の厭らしさを描いた
「銀の仮面」
これとはポジとネガの関係にある
内情を知らぬ根っからの善人が悪さをする
「トーランド家の長老」
主人公の妄想や狂気に起因する幻なのかスーパーナチュラルな怪異なのか
「みずうみ」
「虎」
「雪」
「ちいさな幽霊」
「みずうみ」
「虎」
「雪」
「ちいさな幽霊」
どの作品にも共通しているのは
人間と人間の間に何故悪意が生じるか
何故この世に悲劇が起きるのか
何故ひとは怪異に遭遇するのか
といった疑問に対し
一方が悪人だから、あるいは無神経だから災いが生じるのではなく、他方にもそれを招き寄せる要因が必ずある
(心理学用語でバルネラビリティーといわれるものかしら)
人間の心の奥の厭な部分が見えてきます
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