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読書三昧の日々

朝井まかて「眩」

2024/02/28
あ行の作家 4
#読書 #本 #本レビュー#朝井まかて#眩#応為#葛飾北斎#新潮

新潮社
2016年3月 発行
2016年9月 6刷
347頁

偉大な絵師、葛飾北斎の娘に生まれ、その右腕として様々な絵を描く一方、自分だけの光と色を終生追い続けた応為
自問自答を繰り返す20代から傑作「吉原格子先之図」に到る60代までを描きます

好きでもない夫との別れ、病に倒れた父の看病、厄介な甥・時太郎の尻拭い、兄弟子・善次郎へのままならぬ恋情

応為を主人公に描いたものは杉浦日向子「百日紅」しか知りません
他は北斎や英泉(善次郎)を描いたものに出てくるくらいでしょうか
応為の生涯を長編で読めるとは嬉しいことです

家族や世間に翻弄されながら『絵師』としてしか生きられなかった応為
年老いてからようよう自分の表現に行きついた彼女の心を思い頁を閉じました

北斎と応為を描いた作品の中では一番ではないでしょうか

以前、本書を原作としたNHK制作、宮崎あおいさん主演のドラマを観ましたけど、あまり面白くなかった覚えがあります
ドラマには北斎が悪魔と呼んだ孫、時太郎が一切出てこなかったような?
物語に厚みを持たせるのには最強のキャラだと思うのですけどね


朝井まかてさん、初読みです
1959年生まれとのこと
自分とひとつ違いと知り驚きました
うんと若い方と思っていたのは朝井リョウさんと勘違いしていたからでした

20231025眩s




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Comments 4

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こに

こに

laifaさん

W朝井,latifaさんもでしたか!
ちょっと安心(*^_^*)
ドラマの細かいところは忘れてしまってますが原作のほうが上と思いました。
朝井まかてさん、ボチボチ読んでいきます。

「お別れホスピタル」
もう終わり?!でしたけど内容が内容なので重すぎないように終わらせたのかしら…。
登場人物で描き切れてない部分が多いと思うので続編ありかなー、なんて期待してます。
それにしても豪華俳優(特に女優)陣でしたね。

「舟を編む」
初回は池田エライザさんが気に入らない~、でしたけど徐々にOKになってきました。
原作発表時から年月が流れて新しい解釈もあり、ですかね。
野田洋次郎さんは勿論だけど、前田旺志郎君が良いです♪

「作りたい女~」
昨晩の最終回をまだ観てないのですが、あんまり期待したほどではなかったなー。

2024/03/01 (Fri) 08:10

latifa

こにさん、こんにちは!
お読みになられたんですね。

私も以前、朝井リョウ君と、なぜかごっちゃになって記憶されていましたよ。

ドラマと原作と、違っていましたね。

NHKのドラマといえば、ホスピタル、終わってしまいましたね。4話はちょっと短かったかな。
豪華な出演者だったわりに、やっぱりちょっと内容が浅めだったような・・・

2024/02/29 (Thu) 15:32
こに

こに

nekoさん

お薦め本、チェックしておきますね。
過去作品から追いかけていますが、分厚いのが多いので気合が要ります(笑)

2024/02/29 (Thu) 08:07

neko

朝井まかては好きな作家で、新刊が出ると何時も希望しています。

この「眩」ドラマも好きでした。(色彩が良かった)

朝井まかてで私の一押しは「銀の猫」です。

2024/02/28 (Wed) 10:37