fc2ブログ
読書三昧の日々

千早茜「西洋菓子店 プティ・フール」

2024/02/25
た行の作家 0
#読書 #本 #本レビュー#千早茜#西洋菓子店#プティフール#文


文藝春秋
2016年2月 第1刷発行
254頁


フランスで菓子作りの修行をし、帰国後一流の洋菓子店に就職した亜樹
祖母が身体を悪くしたと聞いて、店を辞め、都心から外れた商店街で祖父母が開いている西洋菓子店「プティ・フール」の手伝いを始めます
祖父の作るシュークリームは長く人気の定番商品で、日々祖父に仕事を教わりながら自分なりの創作洋菓子作りに励む毎日でした

亜樹を中心に弁護士の恋人、元後輩、その自称・恋人、店の常連客らの視点で描かれる連作短編集
「グロゼイユ」「ヴァニーユ」「カラメル」「ロゼ」「ショコラ」「クレーム」
甘いタイトルとは似ても似つかない内容ですが最後には皆、西洋菓子に癒されて幸せな気持ちになっていきます
一番気に入ったのは亜樹の元後輩の自称・恋人視点の「ロゼ」
「ヴァニーユ」にも登場していて、ネイルサロンに勤めているチャラチャラした頭の悪い(失礼!)女の子かと思いきや、まっ直ぐな心根のしっかりした子でした
「カラメル」の地元に暮らす専業主婦の話はちょっとキツかったです
でも、彼女も立ち直りつつあるようで目出度し目出度し
一番目出度くないのは亜樹本人ですねぇ
お菓子バカなのは仕方ないけど、他人の心情を汲み取るくらいのことは出来なくちゃ

主人公のキャラに今一つ感情移入できなかったのは残念ですが、亜樹以外の人々が素敵だったので良しとします

続編はないのかしら

今日のこと
「不二家」の前を通りかかり、ふと食べたくなって『窯焼きダブルシュークリーム』を買ってしまいました
(#^^#)

20231019西洋菓子店プティフールs

関連記事
スポンサーサイト



Comments 0

There are no comments yet.