白石一文「心に龍をちりばめて」
私の胸の奥底に野蛮な龍が棲んでいる
美貌の女と二人の男
三人の秘密が交錯するとき、封印したはずの過去が動き始める
ドラマティックの頂点を極めた書き下ろし長編
帯の過激な文とは裏腹
読んでみれば白石さんにしては穏やかな部類に入るのでは?
今までの作品に見られた死生観・哲学観
生きるとは?死ぬとは?
生きる方向に暖かさ柔らかさが感じられます
登場人物は例の如く
秀才で美人・美帆
年収2000万円ですって!
恋人は政治家を目指す建設会社社長の息子だったり、クルーザーを所有するリッチマンだったり
幼馴染の優司とはどうなるのかな?
最後は収まるところに収まったという感じ
白石さん
これからもこの路線でいくのかしら
それは止めて欲しいです
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