おうち映画(日本)・あちらにいる鬼/PLAN75
「あちらにいる鬼」
2022年
【日本映画専門チャンネル】
原作 井上荒野
人気作家の長内みはる(寺島しのぶ)は戦後派を代表する作家・白木篤郎(豊川悦治)と講演旅行をきっかけに知り会い男女の仲になります
一方、白木の妻・笙子(広末涼子)は夫の奔放な女性関係を黙認することで平穏な夫婦生活を続けていました
しかし、みはるにとって白木は体だけの関係にとどまらず「書くこと」を通じてつながることでかけがえのない存在となっていきます
瀬戸内寂聴をモデルにした長内みはると、作家・井上光晴をモデルにした白木篤郎の関係が主に描かれます
瀬戸内寂聴には興味なし(どちらかといえばキライ)、井上光晴もその名前すら知りませんでした
そんな2人の不倫関係をこれでもか、と見せられても…
つい先ごろ、不倫騒動で世間を賑わせた広末涼子さん演じる笙子が一番存在感があったかも、です
原作者の井上荒野さんは井上光晴さんの娘さんだそうで、作家というものは他人に知られたくないような身内のことも表現せねばならないのでしょうか
原作は未読にてわかりませんが、映画に限れば、およそ誰もが知っている不倫の顛末が描かれているだけで底が浅い印象しか残りませんでした
豊川悦治さんに寺島しのぶさんという実力派を使い、白木の母親を演じた丘みつ子さんと広末涼子さんが良かっただけに残念至極

「PLAN75」
2022年
【Amazon Prime Video】
75歳以上が自ら生死を選択できる制度が施行された近未来の日本を舞台に、その制度に翻弄される人々の行く末を描きます
少子高齢化が一層進んだ近い将来の日本
満75歳から生死の選択権を与える制度「PLAN75」が国会で可決、施行され、超高齢化社会の問題解決策として世間に受け入れられていました
夫と死別後、独り暮らしの角谷ミチ(倍賞千恵子)はホテルの客室清掃員として働いていましたが、ある日突然、高齢を理由に解雇されてしまい、住む場所も失いそうになったため「PLAN75」の申請を検討し始めます
一方、役所の「PLAN75」担当者(磯村勇斗)や、死を選んだお年寄りにその日がくるまでサポートするコールセンタースタッフ(河合優美)は、日々の業務をこなす中で「PLAN75」の制度に疑問を抱くようになっていました
架空の話とは思えない内容に空恐ろしいものを感じました
ホテルで働いていた時はキビキビと段取り良く動いていたのに、友人は自宅で孤独死、話し相手はコールセンターの瑤子だけ、次々と身に迫る高齢者の現実はとても厳しいものです
倍賞千恵子さんのほぼスッピン、綺麗に纏められていない髪や手元が覚束ない動作が現実感を際立たせます
ミチが、今後、どうするのか具体的には描かれていませんが希望があるとは思えず、暗い内容に気持ちが塞いでしまいました

2022年
【日本映画専門チャンネル】
原作 井上荒野
人気作家の長内みはる(寺島しのぶ)は戦後派を代表する作家・白木篤郎(豊川悦治)と講演旅行をきっかけに知り会い男女の仲になります
一方、白木の妻・笙子(広末涼子)は夫の奔放な女性関係を黙認することで平穏な夫婦生活を続けていました
しかし、みはるにとって白木は体だけの関係にとどまらず「書くこと」を通じてつながることでかけがえのない存在となっていきます
瀬戸内寂聴をモデルにした長内みはると、作家・井上光晴をモデルにした白木篤郎の関係が主に描かれます
瀬戸内寂聴には興味なし(どちらかといえばキライ)、井上光晴もその名前すら知りませんでした
そんな2人の不倫関係をこれでもか、と見せられても…
つい先ごろ、不倫騒動で世間を賑わせた広末涼子さん演じる笙子が一番存在感があったかも、です
原作者の井上荒野さんは井上光晴さんの娘さんだそうで、作家というものは他人に知られたくないような身内のことも表現せねばならないのでしょうか
原作は未読にてわかりませんが、映画に限れば、およそ誰もが知っている不倫の顛末が描かれているだけで底が浅い印象しか残りませんでした
豊川悦治さんに寺島しのぶさんという実力派を使い、白木の母親を演じた丘みつ子さんと広末涼子さんが良かっただけに残念至極

「PLAN75」
2022年
【Amazon Prime Video】
75歳以上が自ら生死を選択できる制度が施行された近未来の日本を舞台に、その制度に翻弄される人々の行く末を描きます
少子高齢化が一層進んだ近い将来の日本
満75歳から生死の選択権を与える制度「PLAN75」が国会で可決、施行され、超高齢化社会の問題解決策として世間に受け入れられていました
夫と死別後、独り暮らしの角谷ミチ(倍賞千恵子)はホテルの客室清掃員として働いていましたが、ある日突然、高齢を理由に解雇されてしまい、住む場所も失いそうになったため「PLAN75」の申請を検討し始めます
一方、役所の「PLAN75」担当者(磯村勇斗)や、死を選んだお年寄りにその日がくるまでサポートするコールセンタースタッフ(河合優美)は、日々の業務をこなす中で「PLAN75」の制度に疑問を抱くようになっていました
架空の話とは思えない内容に空恐ろしいものを感じました
ホテルで働いていた時はキビキビと段取り良く動いていたのに、友人は自宅で孤独死、話し相手はコールセンターの瑤子だけ、次々と身に迫る高齢者の現実はとても厳しいものです
倍賞千恵子さんのほぼスッピン、綺麗に纏められていない髪や手元が覚束ない動作が現実感を際立たせます
ミチが、今後、どうするのか具体的には描かれていませんが希望があるとは思えず、暗い内容に気持ちが塞いでしまいました

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