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読書三昧の日々

佐藤亜紀「モンティニーの狼男爵」

2009/12/30
佐藤亜紀 0

今まで読んだ佐藤さんの世界とは違う
フランスを舞台にした正しく洗練された恋愛小説

無駄の無い、高等テクニックは変わりません

修道院で育ったフツウの顔立ちのウブな娘と田舎っぺのシャイな青年男爵
金と力の見合い結婚で結ばれた二人には女の子と男の子が誕生する
下の男の子が4歳で早逝し悲しみにくれる妻の前に、ひとりのハンサム青年が現れる
勿論、心の隙に付け込まれた妻は、あっという間に餌食にされる
田舎者で学問も品位も持ち合わせない男爵ではあるが、誇り高く気性の激しい(気持ちが激昂すると呼吸不全に陥る)彼は妻の不倫を確信すると
なんと
なんと
狼に変身してしまうのです

タイトル通り
狼男爵になるのです
男爵は妻の心に寄り添っていなければ人間ではいられなくなってしまったのです

狼男爵は
夜な夜な遠吠えを聞かせて妻や屋敷の使用人や領民を恐怖に陥れるのか?
そうじゃないんです
娘は狼をお父様と呼び
使用人は男爵様と呼ぶ


どうなるかは読んでのお楽しみ
『恋愛小説』ですよ

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