おうち映画(日本)・浜の朝日の噓つきどもと/母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った
「浜の朝日の嘘つきどもと」
2021年
【ムービープラス】
福島県南相馬に実在する映画館を舞台に、映画館の存続に奔走する女性の姿を描きます
100年近くの間、地元住民の思い出を数多く育んできた朝日座
しかし、シネコン全盛の流れには逆らえず、支配人の森田(柳家喬太郎)は閉館を決意
一斗缶に放りこんだ35ミリフィルムを燃やそうと火を着けると突然現れた若い女性・浜野あさひ(高畑充希)が火に水をかけます
名を聞かれ茂木莉子と名乗ったあさひは朝日座を立て直すため東京からやってきたといいます
しかし、不動産会社と閉館後の土地利用の話も進んでおり森田は閉館の意向を変えるつもりはありません
コロナ禍以降、全国の小さな映画館のみならず映画界全般が直面している様々な問題を取り上げています
映画の出来はさておき、観ておいて損はないかと
クスリと笑えるのは森田がかける映画作品がイマイチで閑古鳥が鳴く朝日座にやってきた、茂木莉子の高校時代の恩師(大久保佳代子)が強引に決めたプログラムが多くの観客を呼び込んだという逸話です
とっさに名乗った偽名『茂木莉子』、もぎり+子、も気が利いていますね
全体に作りは強引で無理があるところもありますが、映画館、映画制作、配給など、映画に関わる全ての人への応援歌みたいな作品でした
森田の役は別の実力派俳優さんのほうが良かったかも
落語家・柳家喬太郎を知っているので観られますけど、落語家の色を消しているのが良かったのか悪かったのか、落語を聴かない方にはただの大根役者にしか見えないのでは?

「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った」
2019年
【チャンネルNECO】
原作 宮川サトシ
子どもの頃から病気がちだったサトシ(安田顕)は母(倍賞美津子)のかけてくれた優しい言葉に救われてきました
しかし、大切な母がガン告知を受けたことから今度はサトシが母に優しい言葉をかける番になってしまいます
恋人の真理(松下奈緒)に支えられながら母のためになるならと、どんなことでもやりましたが、とうとう永遠の別れの日が…
1年が経ち、生きる気力をすっかり失っていた父(石橋蓮司)と兄(村上淳)もようやく新たな人生へ再スタート
真理と結婚し、東京で暮らしているサトシのもとにも突然母からのプレゼントが届きます
タイトルから、歪んだ愛情が描かれるのかと思いきや、喪失を体験した人が立ち直る姿を描いた真っ当な作品でした
母を見送った後に残された男3人が哀しくて切なくて…
でも、前半は存在感が薄かった父と兄も最後にしっかり絡んできて愛おしくなりました
安田顕さんが泣くシーンは笑ってしまうほど全身全霊の演技
こんな役柄がぴったりですね
心からサトシや家族を愛する母の倍賞美津子さん、控えめながらサトシを支える恋人の松下奈緒さんも良かったです
ラストの言葉
『死を客観的にみる意識をもつ』
肝に銘じておきます

2021年
【ムービープラス】
福島県南相馬に実在する映画館を舞台に、映画館の存続に奔走する女性の姿を描きます
100年近くの間、地元住民の思い出を数多く育んできた朝日座
しかし、シネコン全盛の流れには逆らえず、支配人の森田(柳家喬太郎)は閉館を決意
一斗缶に放りこんだ35ミリフィルムを燃やそうと火を着けると突然現れた若い女性・浜野あさひ(高畑充希)が火に水をかけます
名を聞かれ茂木莉子と名乗ったあさひは朝日座を立て直すため東京からやってきたといいます
しかし、不動産会社と閉館後の土地利用の話も進んでおり森田は閉館の意向を変えるつもりはありません
コロナ禍以降、全国の小さな映画館のみならず映画界全般が直面している様々な問題を取り上げています
映画の出来はさておき、観ておいて損はないかと
クスリと笑えるのは森田がかける映画作品がイマイチで閑古鳥が鳴く朝日座にやってきた、茂木莉子の高校時代の恩師(大久保佳代子)が強引に決めたプログラムが多くの観客を呼び込んだという逸話です
とっさに名乗った偽名『茂木莉子』、もぎり+子、も気が利いていますね
全体に作りは強引で無理があるところもありますが、映画館、映画制作、配給など、映画に関わる全ての人への応援歌みたいな作品でした
森田の役は別の実力派俳優さんのほうが良かったかも
落語家・柳家喬太郎を知っているので観られますけど、落語家の色を消しているのが良かったのか悪かったのか、落語を聴かない方にはただの大根役者にしか見えないのでは?

「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った」
2019年
【チャンネルNECO】
原作 宮川サトシ
子どもの頃から病気がちだったサトシ(安田顕)は母(倍賞美津子)のかけてくれた優しい言葉に救われてきました
しかし、大切な母がガン告知を受けたことから今度はサトシが母に優しい言葉をかける番になってしまいます
恋人の真理(松下奈緒)に支えられながら母のためになるならと、どんなことでもやりましたが、とうとう永遠の別れの日が…
1年が経ち、生きる気力をすっかり失っていた父(石橋蓮司)と兄(村上淳)もようやく新たな人生へ再スタート
真理と結婚し、東京で暮らしているサトシのもとにも突然母からのプレゼントが届きます
タイトルから、歪んだ愛情が描かれるのかと思いきや、喪失を体験した人が立ち直る姿を描いた真っ当な作品でした
母を見送った後に残された男3人が哀しくて切なくて…
でも、前半は存在感が薄かった父と兄も最後にしっかり絡んできて愛おしくなりました
安田顕さんが泣くシーンは笑ってしまうほど全身全霊の演技
こんな役柄がぴったりですね
心からサトシや家族を愛する母の倍賞美津子さん、控えめながらサトシを支える恋人の松下奈緒さんも良かったです
ラストの言葉
『死を客観的にみる意識をもつ』
肝に銘じておきます

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