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読書三昧の日々

吉田修一「パレード」

2023/03/02
吉田修一 4
#読書#本#本レビュー#吉田修一#パレード#幻冬舎


幻冬舎
2002年2月 第1刷発行
2002年7月 第4刷発行
282頁

第15回山本周五郎賞受賞作

表面的な人間関係で満足しながら都内のマンションで共同生活を送る若者たちの日々を描きます

杉本良介、21歳、H大学経済学部3年、下北沢のメキシコ料理店でバイト中
大垣内琴美、23歳、無職、同郷の若手人気俳優と熱愛中
相馬未来、24歳、イラストレーター兼雑貨屋店長、人生を見つめて深酒中
小窪サトル、18歳、自称・夜のお仕事に勤務、無駄な若さを切り売り中
伊原直輝、28歳、インディペンデントの映画配給会社勤務、第54回カンヌ映画祭パルムドールの行方を予想中

2010年制作の映画は鑑賞済みで、大体の内容を把握していたおかげで、若者たちの心の動きが掴みやすく、見落としていた伏線に驚いたり喜んだりしながら一気読みでした

5人が見る対象はそれぞれに対し同じではない、人は様々な顔を持つ、ここで暮らす自分はこの部屋用の自分で実際には存在しない、の件は平野啓一郎「空白を満たしなさい」に出てきた“分人”の考え方をソフトにした感じです

驚愕のラスト20頁
彼らはどう折り合いをつけていくのでしょう
彼らの暮らしは永遠には続きません
最後までこの部屋に残るのは誰?

ゾワっとする怖さの残る作品でした
吉田修一さんも多くの引き出しをお持ちで楽しみな作家さんです

20221118パレードs

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Comments 4

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こに

こに

latifaさん

これ、両方とも良かったですね。

古さを感じないのは出演者たちの外見が今と大きく変わらないからというのもあるかもですね。
いや~、本当にあのラストには驚愕でした。

林遣都君をスカウトした人、見る目がありましたね!

2023/10/12 (Thu) 15:53

latifa

こにさん、私は小説→映画の順で見ました。
両方とも楽しめました。

古い作品なのに今見ても全然そんな古さを感じなかった・・。
こにさんが最近鑑賞・読まれていてお話分かち合えて嬉しいなー!!

ラストにまさかの展開があってビックリ・・・

林遣都君、すごく華奢で綺麗な少年でしたねー。
あの役には合ってた。

2023/10/12 (Thu) 10:48
こに

こに

nekoさん

映画、途中で断念されたとのこと、わかります。
林遣都さん観たさだったので最後まで頑張りました。
原作を読まれて再挑戦もありかな(^^♪

2023/03/02 (Thu) 16:50

neko

映画の「パレード」

「パレード」本は読んでいません。
映画もついこの間録画して見始めたのですが途中で断念していまいました。
驚愕のラストがあるのですか?
しまった!

2023/03/02 (Thu) 09:34