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読書三昧の日々

コーマック・マッカーシー「ザ・ロード」

2009/11/24
海外の作家 0

舞台は近未来のアメリカ
核戦争か何かの原因で世界は破滅している
地上には灰が積もり、植物は枯死し、動物もいない
生き残った人間たちは飢えと無政府状態の中で凄惨な争いを続けている

世界が破滅した後に産まれた息子と二人で南を目指し旅を続ける父親
父親は息子を守るためなら何でもする覚悟で、脅威となる敵を息子の目の前で殺すことも辞さない
他人を助けることもしない
そんな世界しか知らない息子は、当然、冷酷非道な少年に育つ
と思いきや、天使のように純真で、他の生存者を助けてあげて、と父親に懇願する
自分達は善であり悪と戦っているのだ
火を運んでいるのだ、という父親の話を信じている
人間が人間でいられるかどうかの極限状態にありながら、父と息子は互いを慈しむ


父と息子の会話が、心に語りかけてきます
父は息子に生きること、旅を続けることを願い
息子は、父の言葉に従いながらも、未来は無いのではないか、と父に問いかける


二人が到達した地点までの距離は二人が持っていた明かりによって初めから決まっていたのだった

父を病気で亡くした息子は、火を運ぶため、再び歩き始めます

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