佐伯一麦「空にみずうみ」
中公文庫
2018年7月 初版発行
解説・小山田浩子
498頁
「あの日」から4年
青葉木菟の啼き声や合歓の香り、月の満ち欠け
移りゆく自然とめぐり来る季節が、さりげなく前を向かせてくれる
東北地方に住む作家の早瀬と染色家の柚子、夫婦のある一年を描きます
全編、互いを、お互いの仕事を、自身を、自身の仕事を、そして知人を思いやる気持ちが貫かれています
震災に関しての直截な表現はありませんが、4年の歳月が経ったことが分ります
作中の人々と同じように読者も各々の思いを心に浮かべることでしょう
早瀬の身辺雑記をまとめたような小説の中に、キラリ輝く言葉がいくつも出てきます
読後は
人に優しくありたい
そんな思いに満たされました

2018年7月 初版発行
解説・小山田浩子
498頁
「あの日」から4年
青葉木菟の啼き声や合歓の香り、月の満ち欠け
移りゆく自然とめぐり来る季節が、さりげなく前を向かせてくれる
東北地方に住む作家の早瀬と染色家の柚子、夫婦のある一年を描きます
全編、互いを、お互いの仕事を、自身を、自身の仕事を、そして知人を思いやる気持ちが貫かれています
震災に関しての直截な表現はありませんが、4年の歳月が経ったことが分ります
作中の人々と同じように読者も各々の思いを心に浮かべることでしょう
早瀬の身辺雑記をまとめたような小説の中に、キラリ輝く言葉がいくつも出てきます
読後は
人に優しくありたい
そんな思いに満たされました

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