長野まゆみ「三日月少年漂流記」
河出文庫
1993年1月 初版発行
2005年4月 13刷発行
解説・野上暁
156頁
博物館に展示されていた三日月少年が消えた
充電式のニッカド電池で動く精巧な自動人形(オートマタ)は盗まれたのか?
それとも自ら逃亡したのか?
描かれるのは三日月少年の漂流ではなく、三日月少年を探しに始発電車に乗り込んだ水蓮と銅貨、2人の少年の不思議な冒険です
オートマタという単語を聞くだけでもワクワク
それが美少年とくれば猶更です
リーダー格で面倒見の良い水蓮と彼の良き友人・銅貨のコンビがナイス
睡蓮と銅貨が三日月少年を追い掛けて乗る列車、三日月少年の動きを探る博物館、プラネタリウム、海洋展覧館、そして複数の三日月少年たちが乗り込んだ飛行船
長野さんの作り上げたメルヘン世界をひと時旅してきました
短篇アニメーションに仕立てたら素敵かもしれません
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