おうち映画(海外)を5本
「スリ」4Kレストア版
原題 PICKPOCKET
1959年 フランス
【シネフィルWOWOW】
スリの才能に目覚めた主人公・ミシェル(マルタン・ラサール)をドキュメンタリータッチで描きます
ブレッソン監督が好んで使う“鏡”“窓”
見る、見られる、を繰り返し、繰り返される反射効果を狙ったとのこと
ラスト、悪に染まった男が善に生きる女の心を受入れるメロドラマチックなところも見逃せません
「ギルバート・グレイプ」
原題 WHAT’S EATING GILBERT GRAPE
1993年 アメリカ
【BSプレミアム】
夫を亡くしてから身動きが取れないほど太ってしまった過食症の母と知的障害のある弟・アニー(レオナルド・ディカプリオ)、二人の妹を持つ青年、ギルバート(ジョニー・デップ)
小さな町で家族の世話に追われ未来の見えない毎日を送っていた彼がトレーラーで旅する母娘との出会いをきっかけに自分の人生を見つめ直す姿を描きます
若き日のジョニー・デップ
悶々とした日々を送る青年を好演しています
が、一番印象に残ったのはレオナルド・ディカプリオ
家族を困らせる存在だけれど、やはり家族にとっては太陽のような彼の笑顔が印象的です
撮影時は10代後半
こんな演技が出来る人だったのですね!
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」で見直し、また本作で見直しました!
明るい未来が見えそうなラスト、BGMも最高でした
「ゴールデン・ボーイ」
原題 APT PUPIL
1998年 アメリカ
【スターチャンネル BS10】無料放送
原作 スティーヴン・キング「ゴールデンボーイ」
原作を読んで観たいと思っていた作品
学校の授業でナチスについて学んだことをきっかけに、近所に潜伏するナチ戦犯の存在を知り、彼に接近して話を聞くうちに己の持つ邪悪さに気づく少年・トッド(ブラッド・レンフロ)を描きます
両親に愛され、学業もスポーツも成績抜群だった少年が転がり落ちていく様は恐ろしいほどです
ナチ戦犯を演じるのがイアン・マッケラン
役にぴったりです
原作で描かれていたナチ戦犯の過去への怯えやトッドの残虐性をもっと描いて欲しかったですが、これはこれで良かったかな
ブラッド・レンフロは2008年に25歳で亡くなっています
死因はヘロインの過剰摂取
何だかな…
「デイジー・ミラー」
原題 DAISY MILLER
1974年 アメリカ
【BSプレミアム】
19世紀末、ヨーロッパを旅行中のアメリカ人女性・デイジー(シビル・シェパード)に恋した男性がアメリカ人らしい奔放さに翻弄される、という物語
シビル以外の出演者があまり印象に残らないし、会話の内容も新大陸と旧大陸云々など自分にはあまり興味の無い内容が多くてつまらなかったです
デイジーの弟というのがこれまた“バカ”
少しは変わるのかと期待しましたが最後まで“バカ”
遊び歩いた揚句熱病で死んでしまうデイジーも“バカ”
イタリアの自然風景は美しかったです
「テス」
原題 TESS
1979年 イギリス、フランス
【BSプレミアム】
19世紀末のイギリス東北部の農村を舞台に、貧しい家に生れたテス(ナスターシャ・キンスキー)の波乱に富んだ生涯を描きます
メロドラマです
美しいが故、男たちに言い寄られ自分の意図に関わらず不幸になってしまうテス
悲劇ですねぇ
彼女の先行きがどうなるのかハラハラドキドキ
目が離せませんでした
ナスターシャ・キンスキーもですが映像も美しかったです
- 関連記事
-
- おうち映画(日本)を5本
- おうち映画(海外)を5本
- おうち映画(海外)を5本