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読書三昧の日々

おうち映画(海外)を5本

2018/09/12
映画&ドラマ 4

「エル・クラン」
原題 EL CLAN
2015年 アルゼンチン
【シネフィルWOWOW
 
アルゼンチンで実際に起こった身代金誘拐事件を映画化
両親と5人の子どもたちが暮らす一家
一見幸せそうなブッチオ家ですが、ある日、次男が通う高校の友人が誘拐され姿を消したことから不穏な空気が漂い始めます
以降、金持ちを狙った身代金誘拐事件が多発し世間を騒がせます
背景にあるのは軍事政権から民主政権への交代劇
ブッチオ家の主、アルキメデス(ギレルモ・フランチェラ)は軍事政権時代は政府の中枢で働いていましたが政府が転覆したことで無職になってしました
そこで仲間と共に誘拐を実行し、人質を自宅に監禁、身代金を手に入れた後は人質を殺害していたのです
強権的で自らの信念に絶対なアルキメデスに逆らえない家族は悪いこととわかっていながら従わざるを得ません
正に怪演というに相応しいギレルモの演技に圧倒されます
気怠いようなBGMが何ともいえません
全てがラスト10分の為にあったかのような映画でした


 
 
 
 









「この胸のときめき」
原題 RETURN TO ME
2000年 アメリカ
【シネフィルWOWOW
 
愛する妻を交通事故で亡くした悲しみから立ち直れずにいたボブ(デヴィッド・ドゥカブニー)
一方、心臓移植手術を受けて重い心臓病から回復したグレース(ミニー・ドライバー)は親族の経営するレストランでウェイトレスとして働いていました
偶然出会ったボブとグレースは何故か初めから惹かれあうものを感じるのでした
全体に流れる優しさと楽しさ
ベタなラブストーリーで安心して観ていられます
いやぁ、ラストの結婚式には笑いました
誰だって、ボブとグレースの結婚式と思うのではないかしら?


 
 
 
 




















「ジュリエッタ」
原題 JURIETA
2016年 スペイン
【シネフィルWOWOW
 
孤独な女性が母親として、実の娘と自分自身と向き合う姿を描きます
スペインのマドリードで一人暮らすジュリエッタ(エマ・スアレス)は恋人とポルトガルのリスボンに引っ越す予定をしていましたが、町で偶然会った知人から12年前に18歳で家を出た後、行方知れずになっているひとり娘のアンティアを見かけたと聞かされます
アンティアを探し出して話がしたいと思ったジュリエッタは引っ越しを取りやめ、封印していた過去と向き合い居場所すらわからない娘に宛てて日記を書き始めるのでした
母と娘の長年に渡る確執、苦悩、別離、再生、男女の繋がり、人を支えることの重さに、ラストは一体どうなるのか、ずっと息を詰めて観ていたように思います
恋人が寄り添っていてくれたのが救いでしたでしょうか
メンタル面を強く押し出した映画で好みでした
自然風景をとらえた映像が美しく素晴らしかったです


 
 
 
 














「リリーのすべて」
原題 THE DANISH GIRL
Netflix
 
世界で初めて性別適合手術を受けたリリー・エルベの実話を描いた伝記ドラマ
風景画家のアイナー・ベルナー(エディ・レッドメイン)は肖像画家の妻・ゲルダ(アリシア・ビカンダー)に頼まれて女性モデルの代役を務めたことをきっかけに自身の内側に潜む女性の存在を意識します
それ以来“リリー”という名の女性として過ごす時間が増えていくアイナーは心と身体が一致しない現実に葛藤し、ゲルダも夫を失う哀しみを味わいながらもリリーへの理解を深めていきます
 
アイナーの苦悩、ゲルダの苦悩が痛々しいほど伝わってきます
歌舞伎の女形など、男性が演じる女性のほうが普通の女性よりよほど女性らしく美しいですが、エディ・レッドメインのリリーにはため息が出るほどでした
見かけの美しさだけではなく、心から本当に女性でありたいと願うリリーを見事に演じきっていました
アカデミー賞で助演女優賞を受賞したアリシア・ビカンダーも素晴らしかったです
本当に美しく、切なく、哀しい映画でした
今現在もアイナー=リリーと同じように苦しんでいる方が多いと思うと辛いです


 
 
 
 











「リトル・ダンサー」
原題 BILLY ELIOT
2000年 イギリス
Netflix
 
サッチャー政権下のイギリス
炭坑不況に喘ぐ町に住む少年、ビリー(ジェイミー・ベル)は偶然目にしたバレエ教室に惹かれ、父親に内緒で練習に参加するうちに夢中になっていき、ビリーの素質を見抜いた指導者の熱心な勧めもありロイヤル・バレエ学校のオーデションを受けることになります
 
閉鎖される予定の炭鉱で働く父親と兄は、当初はバレエを女の子のお遊びとしか考えず全く理解を示しませんが、色々あって…最後には息子の夢を叶えてやろうと協力してくれます
 
ユーモアもあるし、少し呆けの入った祖母の言葉には可笑しみとキラリ光るものがあり、生活の苦しさや厳しさより明るい未来を想像させる展開に、気付けば自分もビリーを一生懸命応援してしいました
友への友情、家族への思いやりに溢れる、こんな良い子に成功が待っていないはずはないです
子どもでありながら、時折、大人のような表情を見せるジェイミー・ベルの演技が素晴らしいです
 
最後のワンシーンが最高!
ビリーも父親も兄も友人も報われましたよね!
ホント、もう最高!


 












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Comments 4

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こに

こに

latifaさん

原作がアリス・マンローとは全く知らずに粗筋だけで好みと思って鑑賞しましたが正解でした。
マンローの本、latifaさんのコメントが無かったら、読んでいたことすら忘却の彼方でした(;´∀`)
自分の過去記事を読んで、この映画の内容に納得がいきました。私も原作を読んでみようと思います。
ありがとうございました。

今、Netflixでホーキング博士の若い頃を描いた映画を観ています。エディ・レッドメインの演技が素晴らしくて!
色んな役がこなせる素晴らしい役者さんですね♪

2020/10/21 (Wed) 08:13

latifa

こにさん、こんにちは!
ジュリエッタがらみでお邪魔しましたが、リリーのすべて、リトルダンサー、両方とも凄く好きで印象に残った映画です。

ところで、こにさんは、過去にアリス・マンローの本も2冊読んでいらっしゃるんですね(他にもお読みになられているのかもしれませんね、記事は2つ発見しました)
さすがです!

2020/10/20 (Tue) 10:49

こに

No title

> にゃ~ごさん
少年が夢を叶える物語、良かったです♪
イギリスのこの時代の労働者階級を描く作品には秀作が多いと思います。
是非、ご覧になってくださいな(*^^)v

2018/09/13 (Thu) 08:09

にゃ~ご

No title

「リトル・ダンサー」 見てみたいと思ってたんです!
やっぱりいいんですね♪
レンタルで借りてみようかな^^

2018/09/12 (Wed) 17:54