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読書三昧の日々

TV(BS・CS)で観た映画(海外)を5本

2017/07/22
映画&ドラマ 2

Dearダニー 君へのうた」

原題 DANNY COLLINS

2015年 アメリカ

 

ジョン・レノンが新人アーティストに宛てた手紙が数十年を経て本人に届いたという実話から着想を得たドラマ

往年の人気アーティスト・ダニー(アル・パチーノ)はある日マネージャーから古い手紙を渡されます

それはまだ駆出しだった43年前の自分にジョン・レノンが送ってくれたもので、富や名声に自分を見失わず、音楽に真摯に向き合うようにと綴られていました

それを読んだダニーは人生をやり直そうとツアーをキャンセルしてまだ一度も会ったのことのない息子を訪ねるのでした

 

緩んでしまった身体をコルセットで補正してかつてのヒット曲を歌うダニーにファンは黄色い声援を送ります

ジュリーを思い出して苦笑い(^_^;)

豪邸に自家用飛行機、高級車、若く美しい恋人

それらを全て捨てて会いに行った息子からは当然のことながら拒絶され、ツアーを再開しないと借金が嵩むと追いかけてくるマネージャー

最後はどうまとめるのか…終盤は泣かされました

かなり遅くなってしまったけれど素敵な父親になれましたね

アル・パチーノ、万歳です



 
 


















 
 

「孤独な天使たち」

原題 IO E TEME AND YOU

2012年 イタリア

 

孤独を愛し、周囲から浮き気味のロレンツォ(ジャコボ・オルモ・アンティノーリ)・14歳は母親に学校のスキー教室に参加すると嘘をつき一週間地下室で隠れ暮らす計画を実行します

思いかけずそこにやってくるのは別に暮らしている異母姉のオリヴィア(テア・ファルコ)

想定外の出来事に戸惑いながらも、姉には姉の孤独や苦悩があることを知り、必死に彼女を助けます

そんな一週間が終った朝、オリヴィアもロレンツォも孤独を乗り越えそれぞれの人生を歩み始めるのでした

朝まだ早い時間、地下室を出て歩道を歩くロレンツォとラストに流れるデヴィッド・ボウイの声が切なかったです



 
 
 
 














「レインマン」

原題 RAIN MAN

1988年 アメリカ

 

借金返済に困っている高級外車ディーラーのチャーリー(トム・クルーズ)

絶縁していた父の訃報を聞き遺産目当てに帰郷します

ところが遺言によれば全遺産は自閉症で施設で暮らしている兄・レイモンド(ダスティン・ホフマン)に贈与されるというのです

兄の存在すら知らなかったチャーリーは施設を訪ね兄の保護者となり遺産を手にしようと企むのでした

幼い頃の自分を慰めてくれた“レインマン”が誰だったのかを知ってからのチャーリーはお金に関係なく、ただ兄と暮らしたかっただけなのでしょうが、そう簡単に思い通りにいくものではありません

結末には、残念な思いと、これで良かったとの思いが交錯して後を引くものがありました

いつまでも記憶に残りそうな作品です



 
 
 
 
























「ブロンコ・ビリー」

原題 BRONCO BILLY

1980年 アメリカ

 

西部男の向こう見ずな荒っぽさを活劇ショーに仕立てて披露する旅回り、ワイルド・ウェスト・ショーのリーダー、ブロンコ・ビリー(クリント・イーストウッド)

やや気は短いものの仲間思いで時には慈善公演も行います

偶然拾った気位の高い女性・リリー(ソンドラ・ロック)との恋模様をメインに描かれるスクリューボール・コメディ

公演先で出会う子どもたちに伝える言葉は真っ当で、根はいい男、そして惚れた女にはからっきし弱い

そんなクリント・イーストウッドは可愛くて、どんでん返しもないハッピーーエンド

楽しく鑑賞しました

 

“ブロンコ・ビリー”

近所にあるステーキ屋さんが思い出されて仕方ありませんでした(^_^;)






 
 
 






















「ウォルト・ディズニーの約束」

原題 SAVING MR.VANKS

2013年 アメリカ

 

1964年のミュージカル映画「メリー・ポピンズ」の制作裏話を描いた作品

ウォルト・ディズニーにトム・ハンクス

メリー・ポピンズの原作者、PLトラバースにエマ・トンプソン

自作の映画化には断固反対のトラバース夫人

最初のうちは頭の固い偏屈オバサンにしか見えませんでしたが、ディズニーが作ろうとしている映画と自作との違いへの怒りは、徐々に彼女の少女時代の体験が分ってくるとそれもまた致し方のないことかと

ウォルト・ディズニーと会社側の熱意と誠意には頭が下がります

素敵な映画の原作者にあのような過去があったとは驚きでした

映画のような甘い内容とは違うという原作

是非とも読みたいと思った次第



 
 






















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Comments 2

There are no comments yet.

こに

No title

> k&kさん
ナイス!&トラバありがとうございます。
この5本は全部アタリでした。
ブロンコ・ビリーは壁にかかっているポスターなど小物も気が利いていますよね。ただ、お客さんにそれが伝わっているかどうかは不明(^_^;)

2017/07/24 (Mon) 08:04

k&k

No title

こんばんは!

記事にある5本はすべて鑑賞しています。
どの作品も良い作品です、”Dearダニー 君へのうた”
は、ジョン・レノンの曲も聞けて印象に残る作品でした。TBさせて下さい。

ブロンコ・ビリー(ステーキ店)では、50年代、60年代のアメリカン・ポップスが流れています。

2017/07/22 (Sat) 20:36