ジョージ・G・ロビンソン「思い出のマーニー」
原題 When Marnie Was There
訳・高見浩
新潮文庫
2014年7月 発行
2014年8月 4刷
353頁
二人の主人公
アンナとマーニー
アンナは肉親と死別後、養い親に育てられてきた少女で内気で学校にも馴染めずにいます
そんなアンナが養い親の計らいで、ひと夏をノーフォークに住む優しい老夫婦の家で過ごすことになり、そこで出会ったのが自分とよく似た部分を持つ少女、マーニーなのでした
謎めいた湿地の館に住むマーニーと友情を育むアンナでしたが、ある日突然別れの日を迎えることになります
「現実」と「非現実」
「過去」と「現在」
一度は過去を失ったアンナが時間のゆらぎをくぐり抜けて過去を取り戻す心理的なファンタジーは児童文学の枠を超えて老若男女に訴えかけてくるものがあります
1964年に発表されたイギリス児童文学の名作
自分が中学の頃までに読めていたら、と思いましたが日本での初出版は1980年とのこと
数年間に合いませんでしたネ
スタジオジブリ制作のアニメ映画は未鑑賞
機会があったら観たいと思います←消極的(^_^;)
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