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読書三昧の日々

池波正太郎「雲霧仁左衛門」

2017/02/25
池波正太郎 0

新潮文庫

前篇

1982年 6月 発行

2003年 6月 49刷改版

2015年 1月 62

654

 

後編

1982年 6月 発行

2003年 6月 49刷改版

2013年 9月 61

681

 

解説・佐藤隆介

 
 
 

NHKBS金曜時代劇を見て俄然読みたくなりました

ドラマで“原案”と流れるとおり、ドラマと小説は異なる部分が多くあります

それはそれ、大変面白く読みました

 

池波正太郎さんといえば誰もが知る『鬼平犯科帳』が思い浮かびます

本書は鬼平=長谷川平蔵の活躍期よりおよそ半世紀前、鬼平の先輩にあたる盗賊改メ長官・安部式部と部下たちと稀代の盗賊・雲霧仁左衛門一味との、それこそ命を賭した闘いを描きます

鼠小僧や怪盗ルパンなどと同じく、社会通念では悪人であっても肩入れしたくなる主人公=雲霧仁左衛門ですが

本作では安部式部側も雲霧仁左衛門側も、概ね平等に描かれているでしょうか

どっちに軍配が上がるか、ではなく両者の駆け引きを楽しみました

 

かつての日本人が持っていた思いやり、我を殺して周囲に気を遣う生き方

時代小説が読み継がれているのは、そんな“カッコイイ”生き方を小説の中に見ることが出来るからでしょうね

 
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