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読書三昧の日々

佐々涼子「紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている」

2016/04/23
新書・ビジネス本・学習本etc 0

早川書房

20146月 初版発行

201412月 12版発行

267

 
 

2011311

東日本大震災により、日本製紙石巻工場機能停止

誰もが工場は死んだと思った大災害

しかし、工場長は半年で復興を宣言する

その日から始まった従業員たちの闘いと奇跡の復興を果たすまでを徹底取材した傑作ノンフィクション

 
 

あの日、あの時間は会社にいました

珍しく大きく揺れましたが、物が落ちるとか倒れるとか、交通がマヒするとか

そのようなことは全くなく、帰宅後テレビを見てただただ驚き

 

被災地の現場がどのようなものだったのか

報道されなかった-されたかもしれませんが知らなかった-陰の部分も多く書かれています

 

紙についての薀蓄のところでは三浦しをん「舟を編む」の映画で主人公を演じた松田龍平さんの姿を思い出しました

めくって読む本を大切にしましょう

粗末に扱ってはいけません

 

本書の本文、口絵、カバー、帯、全て日本製紙のを使用とのこと

現在、作家さんや出版社が求める紙を提供し続ける工場ですが

最後から2行目にあるように、『復興はこれからなのだ』なのです

 
あれから5年
今また日本は大変な災害に見舞われました
熊本、大分の一日も早い復興を、とは思いますが
東北ですらまだこれから
日本列島に暮らす大変さが身に染みます

昨日朝ラジオで聞いたのですが
鴨長明の「方丈記」
『方』は四角、『丈』は今の長さ3mの意味を持ち
3m四方の土地に建てた庵で書いた随筆ということになるそうで
その庵は、今でいうプレハブ作り
地震が来ても、いつでも分解して建て直せるような作りだったそうです
地震国日本で暮らしてきた私たちが過去に学ぶことはたくさんあるようですね





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