レイモンド・チャンドラー「ロング・グッドバイ」
訳・村上春樹
早川書房
2010年9月 発行
2014年2月 6刷
594頁
私立探偵のフィリップ・マーロウは、億万長者の娘シルヴィアの夫テリー・レノックスと知り合う
あり余る富に囲まれていながら、男はどこか暗い蔭を宿していた
何度か会って杯を重ねるうち、互いに友情を覚えはじめた二人
しかし、レノックスは妻殺しの容疑をかけられ自殺してしまう
が、その裏には悲しくも奥深い真相が隠されていた
2014年NHKの土曜ドラマで放送されて以来、ずっと読みたかったのですが長さに尻込み
1年以上経ってやっと“勇気を出して”読みました
面白かった~~~
始めのうち、浅野忠信さん、綾野剛さん、小雪さんの顔がチラチラしたのは致し方ないこと
徐々に小説世界にに惹きこまれていきました
村上春樹さんの訳は大変読みやすいですね
主人公のフィリップ・マーロウは勿論イカす探偵ではありますが、登場頁の少ないテリー・レノックスの存在があってこその物語だったと思います
今更ですが、お薦めです!
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