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読書三昧の日々

河合隼雄「泣き虫ハァちゃん」

2009/06/09
河合隼雄 2

知る人ぞ知る
日本人として初めてユング派分析家の資格を取得、ユング分析心理学の理解と実践に貢献された臨床心理学者

2007年7月に亡くなられました

これは、自伝的小説
ハァちゃんは少年時代の河合さん
ハァちゃんの幼稚園時代から小学4年までの日々を家族や友人との交流を軸にあたたかい眼差しと語り口で書き綴ったものです
泣き虫のハァちゃんが流す涙には色々な理由がある、時には名付けようのない涙もある
ハァちゃんが小学4年生を終えようとするところで、河合さんは脳梗塞に倒れ、物語はやむなく終わっています
続いて
谷川俊太郎さんが河合さんに捧げた詩
夫人によるあとがき
岡田知子さんの絵
手書きの『ハァちゃん、どうもありがとう』の文字


河合さん
ありがとうございました

心からそう思えます

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Comments 2

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こに

No title

あられもちさん

幼い頃の遊びや近所の様子も書かれていました
親の愛情をたっぷり受けて、自然に囲まれて伸び伸び育った、ということがよくわかります
丹波篠山、良い所なんですね (^_^)

2009/06/10 (Wed) 18:57

あられもち

No title

河合 隼雄さんは桂文珍さんと同じ、わたしの住んでいる篠山市のご出身なんです。と、いうことを存じ上げているだけで著書とかは読んでいないんですが・・・

2009/06/09 (Tue) 20:13