映画・靴職人と魔法のミシン
原題 The Cobbier
2014年 アメリカ
ニューヨーク下町のユダヤ人家庭で生まれ育った中年男マックス・シムキン(アダム・サンドラー)
数十年前忽然と姿を消した父親アブラハム(ダスティン・ホフマン)の靴修理店を継ぎ、痴呆の始まりかけた母サラ(リン・コーエン)と二人暮らしで、毎夜帰宅しては母に「今日も何も起こらなかった」と告げテレビを見るだけの退屈で単調な日々を送ってます
唯一の友人は隣で理髪店を営むジミー(スティーヴ・ブシェミ)
靴修理を持ちこんでくる女の子に声をかけろ、電話番号を聞き出せ、など色々と世話を焼いてくれるジミーですが、マックスは聞き流すばかりです
そんなある日、地元のストリートギャング、レオン(クリフ・“メソッド・マン”スミス)から靴底の修理を依頼されたマックスは愛用のミシンが壊れたため、地下の物置で埃をかぶっていた先祖伝来の旧式ミシンを使うことにします
仕上げた靴を試履きした瞬間、マックスはわが目を疑うはめになります
何と!鏡に映ったのはいつもの冴えない自分ではなくレオンそのままでした
どうやら旧式ミシンで直した靴を履くと靴の持ち主に変身することができるらしいのです
ハンサムな若者、高級車を乗り回す男性、太った黒人少年、ゲイなどなどに変身して束の間を楽しむようになったマックス
母に「今日はどうだった?」と訊ねられ「今日は最高に楽しい一日だった」と答えるようになります
今まで、無気力だったマックスが生き生きとしてきたことに喜ぶ母
勿論、旧式ミシンの秘密は知りません
マックスは、この後、他人への変身能力(?)を生かして悪を懲らしめ善人を助け、大活躍します
人生を諦めてしまっていたマックスにも大きな変化が訪れたようです
そして、行方知れずだった父親との意外な再会も待っていました
舞台となるニューヨークのロウアー・イーストサイド
不思議な出来事が起こりそうな再開発の流れに逆行した地区では過去にも超自然&ロマンティックな映画が何作も作られていますね
途中何度か退屈に感じた時間はありましたが終盤はスリリングな展開に笑いもあって楽しめました
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