11/24 デュフィ展と加古隆ソロコンサート
愛知県美術館
デュフィ展
2014年10月9日(木)~12月7日(日)
ラウル・デュフィは19世紀末から20世紀前半に活躍したフランスの画家
色彩の魔術師とも呼ばれていました
絵画のほか
本の挿絵
舞台美術
織物のテキスタイル
陶芸品などなどにも多くの作品を残しています
初期の頃の暗い色調の油彩から
晩年に至る美しい色使いの水彩画まで
画家の歴史を見ることができます
好みは1940~50年代に描かれた水彩画
アネモネ、チューリップ、バラ、マーガレット、ひなげしの他
素朴な野の花々を軽妙なタッチで描いています
眺めているだけで癒されます
デュフィから離れて
コレクション展
占部史人『七つの夜の海』
薄暗い部屋の天井から吊るされているのは
流木で作られた七つの舟
そして床から伸びる三つの島
自分の胸の下あたり、舟の高さが海面でしょうか
巨人となった自分が海底を歩きながら島を巡ります
展望回廊からの眺め
こんな展示もありますが
よくわかんないヤ
さて
この日のメインイベントへ
三井住友海上しらかわホール
加古隆
ソロ・コンサート2014
クレーと北斎を弾く
第一部
雨の石畳
白い巨塔
アクア・ブルー
映画「蜩の記」の音楽
山里の四季
残された時間
秋谷のテーマ
少年時代
湖沼の伝説
第二部
パウル・クレー~色とかたちのポエム~
秋を告げる使者
さえずり機械
青い花
冬の山
いにしえの響き
葛飾北斎~江戸の風景~
ポエジー
パリは燃えているか
黄昏のワルツ
「蜩の記」
映画に描かれた美しい風景や秋谷、織江、庄三郎、薫たちの日々が思い出されます
第二部のクレーからインスピレーションを得て書かれたというピアノ曲は加古さんのイメージそのままですが
葛飾北斎をどのように曲にされたのか興味津々でした
いや、ホント
ビックリ!
特にエンディング間近の「神奈川沖浪裏」の力強さに圧倒されました
曲が終り加古さんが大きく息を吐かれたのと同時に聴衆も肩の力が抜けたような感じでした
加古さんの中ではカッコイイ北斎なのだそうです
カッコイイ北斎を弾く加古さんもカッコよかった!
独り映画は当たり前になっているのですが
初めての独りコンサートで行く前はちょっとドキドキでした
でも、コンサートが始まると聴衆の中に溶け込んでいるようで
ずっと独りという感覚はありませんでした
今年も加古さんのピアノを聴けて良かった♪
- 関連記事
-
- 12/11 さとがえるコンサート2014 矢野顕子/TIN PAN
- 11/24 デュフィ展と加古隆ソロコンサート
- 8/30 THE PIANIST コンポーザーピアニストフェスティバル2014
スポンサーサイト