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読書三昧の日々

映画・小野寺の弟・小野寺の姉

2014/10/27
映画&ドラマ 4

2014年 日本

 
 

早くに両親を亡くしてから20年以上、古い一軒家で暮らしている姉のより子(片桐はいり)40歳と、弟の進(向井理)33

姉弟の仲は良く、毎日一緒に食卓を囲み、休日は一緒にスーパーに買い物に出かけたりする

より子の職場は商店街の眼鏡店で、週に一度やってくるコンタクトレンズの営業マン、浅野(及川光博)のことが気になっている

進は、とある企業の研究所で調香師をしており、上司(大森南朋)から、新製品のキャッチフレーズ“ありがとうの香り”にぴったりの香りを作り出すようせっつかれている

進には好美(麻生久美子)という恋人がいたが破局、今も失恋の傷を癒せないでいる

そんな進を立ち直らせようと何かと気を配っているより子だが、進の心の傷はかなり深い様子

ある日、誤配達された郵便物を届けたより子と進

相手の岡野薫(山本美月)をひと目見て心が揺れる進だったが、好美との楽しかった日々がフラッシュバックし、その思いに蓋をしてしまう

 

進の今後を真剣に心配するより子

一方の進も自分の幸せを犠牲にし、ひとりで育ててくれたより子の幸せを願っている

 
 
 

進にとっての“ありがとうの香り”はより子が立つ台所の匂いそのもの

 

なんだかんだ文句をいいながら姉に従う弟

同じ癖を持ち、ドラマや風景などなど同じところで同じ感想を持つ

自分と弟、我が家の子供たちを見ていても全くその通り

子どもの頃からずっとそうだったから、大人になってもその関係は変わりようがないんですよね

片桐はいりさんと向井理さん、コメディエンヌ&イケメンが姉弟を演じるというのが、どうにも不思議でしたがごく自然でしたねえ

 
 

不器用な二人にとって昭和レトロな我が家はまさに故郷

生まれ育った町で不器用ながら日々平穏に過ごしていくのでしょうか

 

現在に繋がる姉弟の子供~中学時代のエピソードや進と好美の破局の原因は切なかったです

ひねりが足らない、退屈、な部分もあるかもしれませんが自分にはツボにはまるシーンが多くて笑ったり何度もウルっときたり、観終った後にはとても優しい気持ちになれる映画でした

 
 

より子と進の子供時代を演じた子らが、大人の二人の特徴をそのまま持ち合わせていて可愛いかったです!

 
 
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Comments 4

There are no comments yet.

こに

No title

k&kさん
ナイス!&トラバありがとうございます。
今も思い出すと胸がキュンとなります。
自然に姉と弟のように見えましたね。不思議なものです。
舞台、どこかで観る機会はないものかしら。

2014/11/12 (Wed) 17:03

k&k

No title

こんばんは!

信じられないようなキャスティングだと思いましたが、
呼吸もピッタリで笑いあり、チョット涙もあり
納得の2人でした。
TB返させて下さい。

2014/11/10 (Mon) 20:15

こに

No title

supernovaさん
舞台もあったことを映画の後で知りました。
どんな感じなんでしょうね。
見てみたいなぁ。
じんわり心に沁みてくるステキな映画でした♪

2014/10/28 (Tue) 08:16

supernova

No title

最近すごく気になっている映画です。
インタビュー等でお二人を見ていると、本当に姉弟のような感じがしていました。
以前舞台で「小野寺の弟・小野寺の姉」を演じていたことが、より自然に見えることにつながったんでしょうね。

2014/10/27 (Mon) 16:03