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読書三昧の日々

藤沢周平「麦屋町昼下がり」

2014/09/23
藤沢周平 0

文春文庫

19923月 第1

20135月 第35

318

 
 

「麦屋町昼下がり」

「三ノ丸広場下城どき」

「山姥橋夜五ツ」

「榎屋敷宵の春月」

 
 

たまたま出くわした上士を斬ってしまったことから、理不尽にもある騒動に巻き込まれる男

昔は剣でその名を轟かせたものの今はすっかり酒浸りの日々を送る男

幼い頃からの友人の憤死をきっかけに先代藩主の死を巡る事件を暴く男

夫の出世争いを巡って何やらきな臭い藩の政争に巻き込まれた女

 

其々の主人公は、藩の中枢部や出世とはやや離れたところにいて、過去に藩の政争絡みで理由もわからず家禄を減らされるなど害を被ったことがあり、剣の腕はたつものの、無敵というほどでもない、という男女

 

「榎屋敷~」の主人公は小太刀使いの名手で勇敢にも奉公人の敵討ちを果たしてのける女性で、平穏無事に時が流れれば良いという夫を陰から叱咤激励しつつ、藩の悪政を露見させるきっかけを作るという痛快な話です

 

剣術、政争、男女の仄かな色香を架空の藩を舞台に描いた秀作4

読後の爽快感は相変わらずです

 
 
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