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読書三昧の日々

古井由吉「鐘の渡り」

2014/09/02
古井由吉 0

新潮社

20142月 発行

214

 

連作短篇集

「窓の内」「地蔵丸」「明日の空」「方違え」「鐘の渡り」「水ほこる聲」「八つ山」「机の四隅」

 
 

純文学です

それも、かなり手ごわい

 

著者と思しき主人公が

幼い頃に見た情景、家族、30代で友人と出かけた山中の旅、壮年期の仕事仲間とのやりとり、老年期になってからの親族を見送る寂しさ、等々を無駄に脚色することなく語ります

過去から現在へ

死者を見送ってきた主人公が思い起こす記憶

しかし、それは夢か幻か、境界線がはっきりしません

曖昧な記憶を確認し合う家族、親戚、知人が亡くなる心許なさ

年をとる、とはそういうことなのでしょうか

 
 

20125月から20139月まで

「新潮」に発表された順に収録されているので時間軸が飛んで面食らうところはありますが

一編一編、丁寧に紡がれている物語に徐々に惹きこまれていきます

 
 

濃い「言葉」「表現」

私の拙い作文能力では表現できないのが残念!

 
 
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