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読書三昧の日々

映画・青天の霹靂

2014/06/09
映画&ドラマ 10

2014年 日本
 
劇団ひとり、初監督作品
 
売れないマジシャン・轟晴夫(大泉洋)
生れて直ぐ父・正太郎(劇団ひとり)の女性問題で母・悦子(柴咲コウ)は家を出てしまう
正太郎に育てられたが、高校を卒業後、家を出てからは絶縁状態になっている
もう20年も薄汚れたマジックバー『マジックBARのぶきち』で働いている
店長ののぶきち(ナポレオンズ・小石至誠)に手品師だって喋りで笑いを取らなきゃ駄目だと言われるも、口下手が災いしてか一向に芽が出ない
母に捨てられ、いい加減な人生を歩く父に育てられた自分
マジシャンとしての成功など夢のまた夢、先に成功した後輩に嫌味を言われ惨めな思いにとらわれる
貧乏暮らしに疲れ果て、一体自分は何のために生きているのか、なぜ生まれて来たのか、分からなくなっている晴夫だった
 
ある日、警察から電話で正太郎が亡くなったことを聞く
線路の高架下でホームレスとして暮らしており脳梗塞で倒れたらしい
正太郎の遺骨を引取、遺品を眺めていた晴夫に一閃!
『青天の霹靂』
雷の直撃を受けた晴夫が目覚めると、そこは昭和48年(1973年)の東京・浅草だった
2013年に戻っても居場所も無いと考えた晴夫
どうしたものかとボンヤリ階段に座って何気にコインマジックをしている晴夫を見たひとりの少年が、マジックが出来るなら、ということで浅草の雷門ホールの支配人・丸山(風間杜夫)に紹介してくれる
謎のインド人『ペペ』としてスプーン曲げを披露すると客は驚き、大拍手
-昭和48年は、ユリ・ゲラー来日の前年です-
徐々にホールの人気者になる晴夫
ペペのアシスタントをするのが若かりし頃の悦子
エセ中国人マジシャン・チンとして活躍しているのが正太郎
何かと衝突する晴夫と正太郎だが、丸山の発案でコンビを組んで喧嘩マジックと称するネタで観客を集めるのだった
 
悦子が妊娠していることを知る晴夫は生れてくるのは自分だ、と確信する
 
今まで母に捨てられ、ロクでもない父のせいで自分の人生は惨めだと思っていたのだが、どうもおかしい
父と母は互いに信頼し合っているし、生まれてくる赤ん坊のことをとても大切に思っている
辻褄が合わない現実に混乱する晴夫だった
 
 
冒頭では惨めったらしくて疲れた表情を見せていた晴夫が、終盤にはとても清々しい表情に変わり優しく穏やかな空気を纏っていました
最後に晴夫が見せるマジックショーは、本当にカッコイイ
悦子の出産前日、病室で晴夫と悦子が語り合うシーンも良かったですが、私は最後のマジックショーが最高でした
 
 
紅一点、柴崎さん、とてもキュートです
風間杜夫さん、昭和の雰囲気がよくお似合いです
 
 
タイムトラベルものが好きです
 
本作は、タイムトラベルで起こるやっかいな混乱は殆どなく(いや、最後に用意されている←とても感動的)
悲喜劇交々、人情を描いた作品です
のぶきちの口癖とか、警察署の担当者とか、クスリと笑えるシーン満載
混乱は起きませんが、絶妙な伏線が散りばめられていて楽しかったです
ナポレオンズのあのマジックの真実、この映画の通りだったら素敵ですね♪
 
笑って笑って、ホロリときて
とても心が温かくなる映画でした
 
 
マジックは全て大泉さんと劇団ひとりさんご本人がなさったそうです
撮影はオールロケでCGも使っていないそうです
 
劇団ひとりさん、初監督作品としては及第点ではないでしょうか
 
 
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Comments 10

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こに

No title

エルザさん
あのマジック、全部ご自分なんですよね~。
素晴らしい役者魂です。
それを要求する劇団ひとりさんもスゴイ!
劇団ひとりさん、監督としての次作に期待です。
(役者としては?ですよネ)

2014/07/19 (Sat) 10:43

エルザの大聖堂への行列に並ぶ人

No title

こんばんは!十分な佳作ですね。ストーリーも面白いし、
なによりマジックやエンターテイメント性に優れた部分が
たくさんあります。たぶんあのマジックがあったからこそ
私は90点つけたのだと思っています。
それにしても大泉洋すごいなぁ。あと二人ペアで組んだ
ときのお笑いの質の高さはナカナカでした。

TBお返しいたします★

2014/07/16 (Wed) 00:25

こに

No title

k&kさん
劇団ひとり、俳優としてならほんの一瞬顔を出す程度に留めておいてもらいたいですね。
大泉さんの次作(死んだ夫の役)も泣けそうな作品ですが、絶対観たいです。

2014/06/16 (Mon) 08:16

k&k

No title

こんばんは!

40年前にタイム・スリップした息子。
父親(チン)と息子(ペペ)のマジック・ショーで
ペペが言う”鳩が出てくると普通ですね”に
戸惑う父親の困ったような表情、笑えました。

劇団ひとり、監督か原作者として次にどんな
作品を作り出すのか、楽しみです。

2014/06/15 (Sun) 23:36

こに

No title

チャコティさん
トラバ&ナイス!ありがとうございます。
劇団ひとりさん、どのシチュエーションでも全く同じ雰囲気ってのはちょっと…と思いましたが、今回は許しましょう(笑)
じわじわ来る映画です。今も思い出してニンマリしています。

2014/06/12 (Thu) 08:17

チャコティ副長

No title

期待通りの出来に喜んでます.脚本、監督に大活躍だった劇団ひとり、役者としてはまだまだですよねぇ(笑).
原作、脚本と監督業に専念すれば良いのに….
トラバさせて下さいね.

2014/06/11 (Wed) 23:42

こに

No title

あられもちさん
邦画らしい作品でおまけにタイムトラベル、絶対観ると決めていました。
あれこれ考えずに素直に観たら『お得』な映画かもしれませんネ。

2014/06/09 (Mon) 17:16

あられもち

No title

これ観たいな~と思っていたのですよ。
劇団ひとりさん原作の映画は前の「陰日向に咲く」も面白かったです。初監督なんですね。

2014/06/09 (Mon) 17:11

こに

No title

く~みんさん
最初からハンカチを握りしめて鑑賞しました。
が、ちょっと涙が滲んだ程度で、意外でした。
娘のほうが先に観たのですが全く泣けなくて拍子抜けだったとか。
子供を産み育てた経験の有無かも???
人によってツボが違いますからね~。
く~みんさんはどうかな?

先週と昨日の「官兵衛」に泣きました!(T_T)
それと、官兵衛が負ぶわれて光の中に出るところや、昨日の半兵衛の軍配を持って立ち上がるところ、など映画みたいなカメラワークに感動しましたよ。

2014/06/09 (Mon) 17:10

く~みん

No title

映画館の予告で見て、気になってます。帰りにパンフレットもらって来ました
絶対、泣くよね…

2014/06/09 (Mon) 16:55