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読書三昧の日々

白井恭弘「ことばの力学-応用言語学への招待」

2013/08/25
新書・ビジネス本・学習本etc 0

岩波新書

20133月 第1刷発行

199

 
 

ことばは知らない間に人間の行動を左右する

標準語と方言、英語と現地語など、複数の言語が関わる状況では、優劣を生み出す無意識の力学が働く

問題を科学的に解決するための言語学――応用言語学の最新の研究から、外国語教育、バイリンガリズム、異文化との接し方、法言語学、手話、言語障害など幅広い話題を紹介

 
 

映画やドラマなどでは標準語を話す人が方言を話す人より能力や地位が優れているという設定が多いようです

海外の映画やテレビドラマの日本語吹き替えではそれが顕著ですね

先入観を持ちたくないので映画もテレビドラマも極力字幕スーパーを選ぶようにしています

本書によれば、外国のスポーツ選手のインタビューを日本語に訳した時、白人の場合の一人称は「ぼく」「わたし」が多いのに対し、黒人は「オレ」が使われることが多いのだそうです

実際に本人の話している言葉にそのニュアンスがあるのかどうかまではわかりませんが、どうなのでしょうね

自分が、原語を解せれば問題はないのですが…

 

第一部     多言語状況

 標準語と方言

 国家と方言-言語政策

 バイリンガルは悪か

 外国語教育

 手話という言語

 

第二部     社会の中の言語

 言語と文化

 無意識への働きかけ-政治・メディアのことば

 法と言語

 言語障害

 言語情報処理はどこまで来たか

 
 

幼少期からの英語教育、裁判員制度に伴った法律用語の平易化など

身近な話題にも触れられており、言語学という学問を知らなくても日常生活で言語を使う私たちならば十分に理解できる内容だと思います

 
 
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