ミランダ・ジュライ「いちばんここに似合う人」
訳・岸本佐知子
新潮クレストブックス
2010年8月 発行
2011年6月 8刷
274頁
16編を収録した短編小説集
最も短いものは2頁、長いものでも30頁程度
毎日少しずつ読んでいたら意外と早く読み終わった、という感じです
物語に登場するのは孤独で不器用な人々
何か行動を起こしはするのだけれど結局は元通り、またはもっと孤独に陥ったりします
そこに共感できる部分があったり、微笑ましく思ったり、少し辛く感じたりしながらも、自分に重なるところもありました
自分にいちばん似合う場所は一体どこなのかしら
考え始めると、ミランダの世界にはまり込みそうになります
嫌いな人は嫌いでしょう
私も、これが長編だと読み切れなかったかもしれません
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