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読書三昧の日々

庄司薫「赤頭巾ちゃんきをつけて」

2012/07/20
さ行の作家 4

新潮文庫

2012年3月 発行

解説・苅部直

179頁

 

60年代から2010年代へ-

伝説のミリオンセラーふたたび!

 

 

昔読んだという方、多いでしょうね

実は私、庄司さんは初めてです

なんとなく興味が湧かなかったのです

 

読み始めて、その理由がわかりました

 

この文体が、自分とは馴染まないのです

苅部さんの解説にあるように

発表当時は

むだな、つまらぬおしゃべりがくどくどと書いてある

筋のない小説

朝日新聞文化面は敵意を示した

三島由紀夫や林達夫は好意的な評を寄せたが「文壇」の冷ややかな反応と一般読者のあいだでの人気の爆発との差異がすさまじい

 

など酷評されていたようです

 

しかし約10年後には村上春樹他の男性文筆家に、この文体に影響されたやわらかい文章が引き継がれ、ごく当たり前のものになっていき、戦後文学の一つの転機を画する作品だったのだ

そうです

 

 

村上春樹さん

苦手です

 

申し訳ないです

 

 

ところで、本書の感想ですが

文体は苦手ですが、内容は十分納得できるものでした

 

頭脳明晰、上流家庭に育った「薫くん」

おぼっちゃまのお遊びの日々のような内容の前半から一転、後半の薫くんの苦悩は凄まじいものがあります

モラトリアム状態から抜け出る少し前の若者の心を深く切り取った作品だと思います

 

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Comments 4

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こに

No title

ゆずにすももさん
書店で山積みされているエリアには近寄りません。(@_@)
残りの人生で、いつかは読むのかもしれないけれど、今のところはいいや。

2012/07/21 (Sat) 14:00

こに

No title

く~みんさん
白やら黒やらあるみたいですね。
リアルタイムでこれを読んで真に理解できた若者は熱狂的な読者の何パーセントだったのかしら。
村上春樹の名を聞くと、日本人が彼を読めないでどうする?みたいな脅迫感に襲われます。
ダメです。(+_+)

2012/07/21 (Sat) 13:57

ゆずにすもも

No title

1Q84 ですかね、立ち読み数ページでスペクタクル映画の様だと思って挫折しました。でもヤナチェクという方を知って(無知ですねえw)you tube で探して聞いたりなんてので終わりました。どこを読んだらよいのかわかりませんでした。m

2012/07/20 (Fri) 22:26

く~みん

No title

タイトル懐かしい~~
私、この本持ってました…確か、シリーズだったような???
でも、内容は全く覚えていません^^;
私も村上春樹さん苦手。一冊も読んでいません

2012/07/20 (Fri) 22:18