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読書三昧の日々

富山太佳夫「笑う大英帝国 文化としてのユーモア」

2012/05/29
新書・ビジネス本・学習本etc 2

岩波新書

2006年5月 第1刷発行

228頁

 

 

笑いと英国をこよなく愛する著者が18世紀から現代まで具体例をあげ、豊富な「笑いの文化遺産」の中に英国文化の本質を読み解く

 

ロンドンオリンピックが近づいてきましたね

 

イギリスのマスコミ、出版界による王室、政治家、芸能人などへの痛烈なからかいやギャク、諷刺には、毎度驚かされます

日本では考えられないくらい凄まじいものもありますね

 

18世紀から綿々と続く笑いの文化はローワン・アトキンソン演じる「ミスター・ビーン」にも引き継がれています

「大丈夫なのか?」と思いながら、笑いが止まりません

これでもイギリスの笑いの中では穏やかなほうなのだそうです

 

最近人気の執事とお嬢様の小説も、「ご主人様はアホですから」と言ってのけるイギリスの執事の伝統を取り込んだものですよね

 

国王、政治家、パロディ、聖書、戦争、ゲイetc

笑ってよいものかというくらい酷い例から、フフンと笑い流せる例まで、イギリスのユーモア満載

著者の出した結論は、笑いとユーモアの動機や原因よりも、笑ったあとにも人生があり、笑いがつくるその効果にこそ笑いの本質があるということ、のようです

 

イギリス人による著書や、イギリス映画、今までなら不愉快に感じていた『笑い』も「これがイギリス」と思えば、今後はさほど苦痛を感じないで済みそうです

 

 

 

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Comments 2

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こに

No title

ゆずにすももさん
ブリーズ・ジーブズを知らないのですがコミックなのですね。
ならば自分と邂逅の機会はまず無いかと…。(^_^;)
吉本から人情を抜いてドライにしたらイギリスの笑いになるかも?
読んでみてくださいな。^^

2012/05/30 (Wed) 19:40

ゆずにすもも

No title

プリーズ・ジーブスの系統でしょうか?コミック時々見ます。吉本の強烈版というか、比較は成立しないのですけど。ホラーより刺激的な感じでしょうか?今度図書館で探してみます。

2012/05/30 (Wed) 13:33